こんにちは、院長の高松です。
今年は花粉飛散がやや多いとの予測通り、例年に増して花粉皮膚炎の患者様が受診されています。
テレビ局からも取材申し込みがあり、昨日放映の夕方のRKB今日感ニュースでもお話しさせていただきました。
花粉皮膚炎とは、花粉によって顔や首などの露出部に皮膚炎を起こす病気で、花粉の飛散時期に一致して生じる事が特徴です。
皮膚症状のみでは化粧品やシャンプーなどによる接触皮膚炎(かぶれ)との区別は難しいことが多いため、必要な場合は採血検査を行い診断することもあります。
花粉皮膚炎と診断した場合は、花粉飛散時期は抗アレルギー剤の内服を続けていただき、生じてしまった皮膚炎の治療にはステロイドの外用薬などを使います。
花粉皮膚炎は女性に多く、化粧やクレンジングの際の、こすりすぎ、洗いすぎによるバリア機能障害も関連していると考えられています。
また、アトピー性皮膚炎の方や接触皮膚炎の方など、既に皮膚のバリア機能が低下していると花粉の影響を受けやすくなりますので、花粉の時期は特にツルツル肌のキープが大切です。
ただの肌荒れと放置せずに、早目の対処で上手に花粉の時期を乗り切って下さい。
ご来院をお待ちしております。