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2025年3月5日(水)RKB タダイマ!に院長が出演しました

花粉の飛散が増えてきているようで、今年は例年より花粉の飛散量が多くなる見込みです。花粉症の主な症状に目のかゆみ、鼻づまりが挙げられますが、皮膚症状にも注意が必要です。当クリニックでも2月から「花粉皮膚炎」の患者さんが増えてきています。

花粉皮膚炎は、乾燥や寒暖差などによってバリア機能が低下した皮膚に花粉が付着することで、かゆみや発疹といったアレルギー症状が出るのが特徴です。肌が露出している顔や目の周りに生じやすく、掻いたりこすったりすると刺激をうけて、バリア機能が低下してしまいます。また、乾燥肌の人やアトピー性皮膚炎の人は、バリア機能が低下しやすいため顔の洗い方、日頃のケアが大切です。花粉皮膚炎を防ぐためには、まず、帰宅したときに花粉を持ち込まないようにする。お顔についている花粉は、なるべく早く洗ってあげることも大事だと思います。洗い方も熱いお湯で顔を洗うと必要な皮脂などが落ちてしまうので、水かぬるま湯で洗顔し、ゴシゴシこすらないこともすごく大事です。かゆみなど何か症状がある場合は、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

2025年03月07日
2024年1月22日(月)KBC シリタカ!に院長が出演しました

一段と寒くなり、病院には、手足のかゆみや肌がカサつくといった肌トラブルの相談が相次いでいます。特に子供の肌は、大人より乾燥しやすく、肌トラブルになりやすいため注意が必要です。肌トラブルからアトピー性皮膚炎や花粉症、食物アレルギーなどの発症のリスクにつながることをご存じでしたか?

 

乾燥している肌は、アレルギーの原因物質が入って、アレルギーが発症しやすいということがわかってきています。皮脂の分泌が少ない乳児の時からスキンケアが大事です。

対策としては、湯船に浸かる時は38〜40℃、15分未満で済ませましょう。また、体を洗う際は、タオルやガーゼでゴシゴシ洗うのではなく、素手で優しく洗いましょう。入浴後の保湿剤も大事で、お風呂上がり5分以内に全身にたっぷり塗ることをおすすめします。

 

お家でもできる対策をして、お肌を乾燥から守りましょう。

 

 

 

 

 

2024年01月24日
2023年11月2日(金)RKB タダイマ!に院長が出演しました

寒暖差の大きい秋は乾燥に注意が必要です。温度差が激しくなると湿度差につながり、湿度が急激に変化すると肌をコーティングしていた汗や皮脂が減少し、肌は乾燥しやすくなります。乾燥した状態になると、かゆみや赤い発疹が出て、かゆくてつらいと受診する人も増えてきています。体は顔よりもともと皮脂の量が少なく乾燥しやすいと言われています。特に乾燥しやすい部分は、足・腰・ひじから先です。顔では唇や指先も見落としがちです。乾燥対策としては、お風呂の温度を上げすぎず、38〜40度くらいの温度で、入浴時間も15分くらいに抑えて、大事な皮脂が溶け出すのを防ぎましょう。乾燥などほか、何か炎症がある場合は、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

2023年11月06日
2023年7月6日(木)RKB タダイマ!に院長が出演しました

子供の食物アレルギーは年々増加しています。昔は食べ物が腸管から入って食物アレルギーになると思われていて、アレルギーとなる食物の除去が一般的でしたが、近年は、皮膚からのアレルゲン侵入が着目されています。皮膚表面のバリア機能、コーティングする力が落ちているとそこからアレルギー物質が入ってくると言われています。ガサガサとした荒れた肌の状態だとアレルギー症状が出やすいため、食物がつきやすいところは、特にお肌の状態をツルツルにすることが大事になってきます。
また、アレルギー症状が出てからの治療よりも、早い段階で積極的にスキンケアをすることで、食物アレルギーの発症を減らすことができます。赤ちゃんのうちに保湿などのスキンケアを開始し、もし皮膚に炎症が出た時は、薬剤治療を行いましょう。お肌のいい状態が2〜3年保てるまで、治療を継続することをお勧めします。
お子さまのアトピー、アレルギーのお悩みを少しでも防ぐためにも、お肌をツルツルに保ち、保湿のスキンケアをして、何か炎症がある場合は、お気軽にご相談ください。

 

【プロアクティブ療法】
以前は、悪くなった時だけ強いお薬を使用していましたが、今はよくなった後でも優しいお薬でお肌のいい状態を保てるようにします。ステロイド外用薬などを用いて早期に皮膚のバリア機能を回復させた後、副作用の出ない方法で維持していきます。

 

 

 

 

 

 

2023年07月31日
2023年7月3日(月)西日本新聞に取り上げられました。

令和5年7月3日の西日本新聞で、当院院長の「赤ちゃんのお肌の相談会〜アレルギー予防はお肌から〜」が取り上げられました。経皮感作のメカニズムについてや、症状が出た時の対処法などをお話しさせていただきました。今回は、8組の方に参加していただきましたが、お子様のアレルギーに関しては不安なことも多いと思います。困っている患者さんの力になれるよう、スタッフ一丸となって益々頑張ってまいりますので、お気軽にご相談ください。

 

 

 

2023年07月31日
2023年5月22日(月)RKB タダイマ!に院長が出演しました

5月は、真夏日も少しずつ増えてきて、紫外線の量も真夏並みに強まる時期です。皆さんは、紫外線対策として、日焼け止めを選ぶ際、どのようなものを選んでいますか?今回は、日焼け止めの選び方についてお話ししました。

 

紫外線には、UV-BとUV-Aの2種類があり、2つの紫外線をそれぞれカットする効果を示す指標として、SPFとPAの数値を見ます。

 

【UV-B/SPF】

SPFは、日焼け止めを塗った場合と塗ってない場合の比を示しています。例えば、一番最大のSPF50+は、塗ってない場合に比べ、50倍以上の効果があるとされています。SPFの数値は持続時間に置き換えられ、SPF1は約20分、紫外線カットの効果が持続すると言われています。そのためSPF50は、約17時間の持続効果があるということです。

【UV-A/PA】

PAは、最大値が4+で、PA1+~4+を使い防止効果を判断します。

 

数値が大きいものを使えば効果は高まりますが、その分お肌への刺激は強くなります。強いものを日常的に使用するのではなく、使用するシーンに合わせて、数値の大きさをチョイスしていくことが大事です。

先日当院で開催した赤ちゃんのお肌の相談会でもお話ししましたが、乳幼児期のお子さんが使用する場合は、刺激の少ないSPF30以下、PA2+以下のものをおすすめしています。日焼けしてしまう前に日常的に塗ってあげるようにしていただきたいです。お子さんや大人に関係なく、約3時間に1度塗り直していただくと効果が持続します。当院でも、日焼け止めの取り扱いがありますので、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

2023年05月23日
2023年4月28日(金)テレQ You刊ふくおかに院長が出演しました

久しぶりに行動制限のない今年のGWですが、お出かけになられている方も多いのではないでしょうか。紫外線が一気に降り注ぐこの時期、陽に慣れてないお肌に、いつも以上に強い反応が起きることが懸念されます。今年は、例年以上にしっかりと、紫外線対策を取ることをおすすめしています。

 

紫外線対策を取らずにいると、急性障害としては、お肌が赤くなったり黒くなったりが主ですが、慢性障害としては、将来的な「光発がん」や光老化と言われるシミ・シワの原因にもなります。

花粉症で皮ふ炎を起こしている方は、日焼け止めの使い方にも気をつけていただきたいです。炎症が起きているお肌に、強い日焼け止めを塗ると、さらに炎症が強くなってしまう場合もあります。お肌の状態と紫外線を浴びる量に合わせて、日焼け止めの種類を選ぶことが大切です。どの日焼け止めを選んだらいいか分からないなどのお悩みがありましたら、是非お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

2023年05月01日
2023年2月9日(木)KBC シリタカ!に院長が出演しました

アトピー性皮膚炎の患者さんにとって、かゆみは一番のお悩みだと思います。当院でも、多くのアトピー性皮膚炎の患者さんが受診されています。

 

先日、佐賀大学の研究グループにより、かゆみを起こすたんぱく質であるペリオスチンと、アトピー性皮膚炎を発症した時に発生する別のたんぱく質が結合することをブロックすることで、かゆみを止めることができるという研究結果が発表されました。

 

今後、塗り薬として新薬開発される予定とのことで、アトピーの患者さんにとっては嬉しいニュースとなりそうです。アトピー性皮膚炎の治療は日々進化していて、さまざまな外用薬が出てきていますが、患者さんの状態に合わせてまた治療の選択肢が増える日が来ることを期待したいと思います。

 

 

 

2023年02月13日