福岡病院と当院で行った共同研究の結果が、医学雑誌『皮膚科の臨床』2026年9月号に掲載されました。
今回の研究は、ポンプ式の保湿ローション(ヒルドイドローション®150g)を使用している
アトピー性皮膚炎の患者さん268名を対象としたアンケート調査です。
ご協力いただいた患者さん、ご家族の皆さま、本当にありがとうございました。
結果の一部をご紹介します🔍
私たちにとって意外だったのは、保湿剤と炎症をおさえる塗り薬を併用する際に、最も多くの方が気にされていたのが「塗る手間」だったことです。
薬の効果や使い心地に加えて、毎日の生活の中で「無理なく続けられるか」を考えた処方が大切だと、改めて感じました。
また、ポンプ式の保湿剤を併用したときのスキンケア時間は、
「短くなった・やや短くなった」が79%、「変わらない」が16%でした。
あらかじめ薬を混ぜて軟膏の容器に入れたものから、塗る際に混ぜる方法へ変更した方でも、ポンプ式との併用では、半数以上が「時間が短くなった、または変わらない」と回答されました。
ひと手間増えるように思える方法でも、容器の工夫が、日々の負担を軽くする助けになる可能性があります。
「塗り薬を続けるのが大変」
そんな患者さんやご家族の声も、治療を考えるうえで大切な情報です。
これからも皆さまの声を診療に生かし、一人ひとりに合った「続けられる治療」を一緒に考えていきたいと思います🌿


